カセットコンロの定番商品といえば、やはりイワタニでしょうね。
そんなイワタニのカセットコンロの中で、今その人気を2分しているのが、「達人スリム3 CB-SS-50」と「エコプレミアム CB-EPR-1」です。
この両機種が人気なのはいずれも安価であることですが、「達人スリム3」の方が少し安いので、どちらかというと「達人スリム3」の方が人気はあるようです。
しかし、性能的には「エコプレミアム」の方が優れているので、ちょっとだけ高いけど「エコプレミアム」にした方がイイんじゃないの?というお話をこれからします。
外炎式バーナーと内炎式バーナーの違い
「エコプレミアム」と「達人スリム3」の一番の違いは、バーナーの炎口の形状です。
「達人スリム3」のバーナーは、ごく一般的な形状である外炎式であるのに対し、「エコプレミアム」のバーナーは内炎式です。
要するに、炎が丸いバーナーの外側から出るか、内側から出るかの違いです。
で、外炎式と内炎式ではどう違うかですが、外炎式だと鍋底の外側に熱が逃げやすいのに対し、内炎式は熱が外側に逃げにくいため、鍋底をまんべんなく加熱できるという利点があります。
つまり、内炎式の方が効率よく加熱できるということです。
エコプレミアムの能力
「エコプレミアム」の最大発熱量は2.9kWですが、外炎式の3.5kWとほぼ同じ能力を持っています。
イワタニの製品紹介ページにある「ガス消費量・湧き上がり時間の比較」では、
<ガス消費量>
- エコプレミアム 20.0g
- 外炎式の3.5kW 23.8g
<湧き上がり時間>
- エコプレミアム 5.8分
- 外炎式の3.5kW 5.5分
と、なっています。
つまり、内炎式の「エコプレミアム」は、少ないガス消費量でも大きなパワーを発揮するわけです。
「達人スリム3」もそこそこ優秀
「達人スリム3」は外炎式で最大発熱量は3.3kWですが、炎口をタテ長の形状にすることで炎が外に広がりにくくなり、鍋底からこぼれるムダ火が抑制されています。
よって、通常の外炎式よりは能力は高いといえますが、どちらが省エネか?となると、やはり「エコプレミアム」でしょうね。
「エコプレミアム」は10号土鍋まで使用できる!
「達人スリム3」で使用できる鍋の大きさは、9号土鍋までです。
一方、「エコプレミアム」では10号土鍋まで使用できます。
何故このような違いが生まれるのか?というと、「エコプレミアム」のバーナー位置は本体の中心ではなく、ボンベから離れたところにあるからです。
すでに10号の土鍋を持っていて、その土鍋も使いたい!という方は「エコプレミアム」でないとダメです。
逆に、「エコプレミアム」を持っていれば、後から10号の土鍋を買って使うこともできます。
まとめ
「エコプレミアム」は「達人スリム3」に対して、次のような利点を持っています。
- パワーは同等で省エネできる
- 10号の土鍋が使える
というわけで、ちょっと高いけど「エコプレミアム」の方がオススメです!
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