最近のふとん乾燥機には
乾燥マット不要のタイプが増えてきましたね。
やはり、乾燥マットが要らない方が
手軽にふとんの乾燥ができるので便利です。
現在販売されているマット不要のふとん乾燥機には
・象印スマートドライ
・日立アッとドライ
・アイリスオーヤマ カラリエ
・シャープ プラズマクラスター乾燥機
などがありますが
いったいどのふとん乾燥機が一番イイんでしょうか?
今回は様々な角度から
これらのふとん乾燥機を比較・検証してみます。
マット不要のふとん乾燥機のラインナップ
今回比較・検証するマット不要のふとん乾燥機は
以下の4機種にしたいと思います。
1.象印スマートドライ RF-AS20-CA
マット不要のふとん乾燥機の元祖!
マットどころかホースも無いという潔さ。
現在はその2号機である RF-AS20-CA が人気です。
2.日立アッとドライ HFK-VH770
日立アッとドライシリーズは、HFK-VH500から
マット不要でふとんの乾燥ができるようになりました。
その後継機種が HFK-VH700、そして HFK-VH770 です。
姉妹機のHFK-V330も人気です。
3.アイリスオーヤマ カラリエ FK-C1
アイリスオーヤマから満を持して発売された機種。
とにかく軽くてコンパクトなのが魅力。
パワーアップした後継機種 FK-C2 も人気です。
4.シャープ DI-FD1S
従来型のふとん乾燥機ですが、アタッチメントの装着によって
マットを使わずにふとんの乾燥ができます。
プラズマクラスターが搭載されています。
毎年新しい型番のモデルが登場しますが、
ここ数年は仕様の変更はないようです。
最新モデルは DI-FD1S です。
ふとんへのセットの仕方
マット不要のふとん乾燥機は、基本的には
本体から伸びたホースをふとんの中に差し込んで
温風を送るシステムになっています。
日立 HFK-VH770 とシャープ DI-FD1S は、
ホースの先にふとん乾燥アタッチメントを装着してから
ふとんの中に差し込みます。
カラリエにはこういったアタッチメントは無く
ホースをそのまま布団の中に入れる形になります。
★カラリエの場合はホースを伸ばすだけ
ただ、象印スマートドライの場合はホースが無く
本体の吹き出し口から直接温風を送ることになります。
ホースのある機種であれば、ふとんの中央あたりから
温風を送れるので、ふとん全体が暖まりやすいように感じます。
しかし、ホースの無いスマートドライだと
ふとんの端から温風を送ることになるので
ふとんの反対側まで温風が行き渡るのか若干不安になります。
でも、ホースがあったとしても
シャープ DI-FD1S やカラリエは前方にしか温風を送れません。
ふとんの中央あたりから前方には温風が行きますが
後方へはあまり行き渡らないのでは?といった疑問も浮上します。
そういう意味では、日立 HFK-VH770 が一番効果的な感じがしますね。
日立アッとドライ HFK-VH770 のアタッチメントは
前後左右上下に温風が吹き出すようになっているからです。
理論上は日立 HFK-VH770 が一番効率よく
ふとんを暖められそうですね。
★日立 アッとドライが理想的?
マット不要のふとん乾燥機の基本思想
マット不要のふとん乾燥機は
ふとん全体を完全に暖められるというわけではない
と考えた方が良さそうです。
ふとん全体を完全に乾燥させたければ
乾燥マットを使った方が絶対効果的です。
ただ、実際に寝る時にはふとんの端が冷たくても
そこが身体が触れる場所でなければ問題はないはず。
身体が触れる部分が十分に暖まっていれば良いわけです。
それならば、マットなど無くても十分に暖められるというのが、
マット不要のふとん乾燥機の基本思想だと思います。
こうした観点からすると、温風を何処から送ろうと
とりあえず身体の触れる部分は暖まるだろうと考えられます。
そうなってくると、次はいかに手軽にセットできるか
ということが問題となりそうです。
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手軽さを考えるとスマートドライか?
ホースの無いスマートドライは、ホースのあるタイプよりも
多少不利のようにな感じがするかも知れませんが、
逆にスマートドライの魅力はここにあります。
スマートドライは、他の3機種のように
ホースを伸ばしたりアタッチメントを付ける必要がありません。
つまり、一番手軽にセットできるということです。
★スマートドライが一番手軽!
実際にスマートドライを使っている人たちの口コミによれば
ふとんは十分に暖まるので問題はないとのことです。
それならば、手軽にセットできるのに越しことはないですよね。
スマートドライはマット不要のふとん乾燥機の元祖。
実際、一番人気が高いのもこのスマートドライです。
マットも使えるというメリット
マット不要のふとん乾燥機は
基本的にはふとん全体を完全に乾燥できるものではない
と考えた方が良いと先ほど述べました。
しかし、普通に寝る分にはそれでも構わないと思いますが
たまにはふとん全体をしっかり乾燥させたいと思う人も多いはずです。
今回比較・検証している4機種の内
シャープ DI-FD1S にはふとん乾燥マットが付いています。
実は、この言い方は逆ですね。
この機種は従来型の乾燥マットを使ったふとん乾燥機であり
マットを使わなくてもふとんの乾燥ができる機能が
オプションとして付いているというのが正解です。
ですから、この機種はマットを使っても使わなくても
ふとんの乾燥ができるわけです。
普段はマットを使わずにふとんを暖め
休みの日などにはマットを使ってふとん全体を
乾燥させるといった使い分けができます。
乾燥マットを使いたい場合もあるという方なら
シャープ DI-FD1S がオススメですね。
また、シャープ DI-FD1S には
プラズマクラスターが搭載されています。
そのため、乾燥だけでなく空気の浄化と脱臭もできます。
これは他の3つの機種には無い機能です。
シャープ DI-FD1S はふとん乾燥機でありながら
空気清浄機としても使える便利な製品です。
★プラズマクラスターはシャープだけ♪
乾燥スピードが速いふとん乾燥機は日立 HFK-VH770
ふとんの乾燥にかかる時間には
それほど大差はないと思っていましたが
実際に比べてみると、思わぬ事実が分かりました。
それぞれの標準のふとん乾燥時間は以下の通りです。
<象印スマートドライ>
乾燥「標準」コース・・・60分
<日立 HFK-VH770>
おまかせコース(羽・羊毛)・・・35分
<カラリエ>
冬モード・・・60分
<シャープ DI-FD1S>
冬モード・・・60分
このように、ふとん乾燥時間に関しては
日立 HFK-VH770 が断トツで速いことが分かります。
できだけ速くふとんを乾燥させたいのであれば
日立 HFK-VH770 がオススメということになりますね。
ちなみに、ダニ対策コースも全機種にありますが、
例えばスマートドライの場合は90分間で
4回ふとんの向きを変える必要があります。
これはちょっと面倒かも・・・
でも、ダニを退治するのであれば
ふとん乾燥機ではやはり不完全です。
一番効果的なのはふとんを丸洗いすることです!
ふとん乾燥以外の用途は?
今回比較している4つのふとん乾燥機は
ふとん乾燥以外にも部屋干し衣類の乾燥や
くつ・ブーツの乾燥、スポット乾燥などにも使えます。
スマートドライ以外の3機種には
くつ乾燥用のアタッチメントが付属しています。
スマートドライにはこうした付属品はないので
くつに送風口を向けて乾燥させる形になります。
カラリエ FK-C1 の魅力は軽いこと!
アイリスオーヤマ カラリエFK-C1の特長は
本体がコンパクトで軽いということです。
カラリエ FK-C1 の本体重量は1.7kgしかありません。
それに対して他の3機種はというと
・象印スマートドライ 4.1kg
・日立 HFK-VH770 4.3kg
・シャープ DI-FD1S 3.6kg
といった具合です。
どうしてこんなに違うのかと思うくらい
カラリエは軽いというわけです。
ですから、カラリエは持ち運びが非常に楽です。
★カラリエはとにかく軽いんです
ふとんを乾燥するために、階段を使って
2階を上り下りするケースもあると思います。
広い家に住んでいて、家の端から端まで
ふとん乾燥機を運ぶケースもあるでしょう。
収納するのに高い場所に上げることもあるでしょう。
カラリエはそんな時にとっても楽なのです。
女性やお年寄りには優しいふとん乾燥機ですね。
価格の安さで決めるならカラリエか日立 HFK-V330
これまで色々と比較検討して来ましたが、「結局どの機種も同じようなものだな」と感じる方もいるかも知れませんね。
それならば、一番価格の安い機種を選ぶというのもひとつの方法です。
で、今回の4機種の中で一番価格が安いのはアイリスオーヤマ カラリエです。
ただ、日立 HFK-VH770にはHFK-V330という姉妹機種があり、こちらだとだいぶ安いです。
HFK-V330 にはデオドラント機能がなくフィルター仕様も若干劣りますが、基本性能は HFK-VH770とほぼ同じです。
価格が安い方が良いという方にはオススメです。
結語
今回色々と検証してきたように、
それぞれのふとん乾燥機にはそれぞれの特徴があります。
実際にふとん乾燥機を選ぶ場合には、
自分がどんな点に魅力を感じるのかを考えると良いでしょう。
なお、今回紹介した機種以外にも、まだまだふとん乾燥機はあります。
さらに詳しい情報が知りたい方は、こちらの姉妹サイトを御覧下さい。