「ベジシャキちゃん」は、キャベツやレタスなどの葉物野菜の鮮度を保つことの出来る便利なグッズです。
この「ベジシャキちゃん」は、様々なアイディア商品を販売しているコジットの製品ですが、最近メディアなどで取り上げられたことによって注目されています。
「ベジシャキちゃん」のデザインは実に可愛らしく、キャベツの様な丸い頭から3本の足が生えています。
そして、この3本の足をキャベツなどの芯に刺すだけで、その鮮度を保ちながら冷蔵庫で保管出来ます。
でも、どうして「ベジシャキちゃん」を刺すだけで、野菜の鮮度を保つことが出来るんでしょうか?
「ベジシャキちゃん」の仕組み
通常、スーパーなどで買った葉物野菜は、そのままにしておけば徐々にしなびてきます。
これは野菜が収穫された後も成長を続けているために起こる現象です。
逆に言うと、野菜の成長を止めてしまえば鮮度をそのまま保つことが出来るわけです。
では、どうすれば良いのか?
レタスやキャベツなどの葉物野菜の芯には成長点というものがあり、ここの細胞が活発に分裂して新しい組織を作ります。(つまり成長します)
よって、この成長点の働きを止めてしまえば野菜の成長も止まり、その鮮度を長く保つことが出来るわけです。
要するに何らかの方法でこの成長点の細胞を破壊すれば良いわけですが、「ベジシャキちゃん」の場合はその3本の足を芯に刺すことで成長点の働きを阻止しているわけです。
爪楊枝を使う方法もあり
実はこの方法は「ベジシャキちゃん」を使わなくても、爪楊枝を使えば同じことが出来ます。
と言うか、「爪楊枝をキャベツなどの芯に数本刺しておくとその鮮度を保つことが出来る」という裏技的な方法の方が先にあったものです。
「ベジシャキちゃん」はこの方法をより簡単に出来るようにしたものと考えれば良いでしょう。
爪楊枝だと数本を数か所に刺す必要がありますが、「ベジシャキちゃん」なら1回で済みます。
また、爪楊枝は折れたりして何度も使うことは難しいですが、「ベジシャキちゃん」なら何度も繰り返し使えます。
こうしたメリットが「ベジシャキちゃん」にはあるというわけです。
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「ベジシャキちゃん」の評判は?
さて、この「ベジシャキちゃん」を使うと、
- 本当に野菜の鮮度が保てるのか?
- 使い勝手はどうなのか?
といったところが気になるところです。
そこで実際にこの「ベジシャキちゃん」を使っている人たちの口コミを検証してみることにしましょう。
「ベジシャキちゃん」の口コミ
楽天市場には、「ベジシャキちゃん」の口コミが多数ありますが、その評価はかなり良い感じです。
実際の口コミは以下の様な感じです。
- これまでは爪楊枝を使っていましたが、こちらだと繰り返し清潔に使えるので良いです。
- 野菜も長持ちするし可愛くて満足です。
- レタスやキャベツなどに簡単に使えます。爪楊枝だと折れたりして面倒でした。
- やっと見つけた!これはオススメです。
- 効果はあると思いますが、刺す時や抜く時にかなり力が要ります。
このように、ほとんどの人が満足している感じですが、最後の「刺す時や抜く時にかなり力が要る」という感想がちょっと気になりますね。
「ベジシャキちゃん」の難点?
実は、この「刺す時や抜く時にかなり力が要る」という感想を持っている人は結構います。
特に刺す時よりも抜く時がけっこう大変なようです。
実際の感想には次のようなものがあります。
- キャベツと白菜は芯に刺して数日おくと、芯の部分が膨張するのかとても引き抜きづらいです。
- フンワリとしたレタスだと「ベジシャキちゃん」を刺す力で全体が潰れてしまうことがあります。
- 嫁さんの評価は良いようですが、キャベツから抜く時に苦労している様子です。
ちなみに、野菜の鮮度が保てるという部分に関しては、皆さん高い評価を与えています。
要するに、「効果はあるけど使い勝手はイマイチ」ということみたいですね。
もしかしたら、「爪楊枝の方が楽じゃん」と思う人もいるかも知れません。
この「ベジシャキちゃん」、改良の余地がありそうです。
「ベジシャキちゃん」の価格と販売店
「ベジシャキちゃん」は楽天市場やヤフーショッピングなどのネット通販サイトで購入できます。
価格は販売店によってまちまちですが、2個組で622円というのが相場のようです。
まあ、高いんだか安いんだかよく分かりませんが、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。
●通販ページはこちら
野菜の鮮度を保つもう一つの方法
最後にこの「ベジシャキちゃん」とは異なる、野菜の鮮度を保つ方法も紹介しておきましょう。
それはキャベツなどの芯をくり抜いて、そこに湿ったキッチンペーパーを詰めてラップして保存するというものです。
この方法では、成長点のある芯の部分を完全に取り去ってしまうので、その効果はかなり高いような気がします。
ただ、芯をくり抜くという作業が面倒であることも確かです。
それなら「ベジシャキちゃん」や爪楊枝を使った方が楽だという人も多いでしょうね。
まあ、このあたりは人それぞれですが、色々と試してみるのも良いかも知れません。
