年末年始やゴールデンウィークなどに
日本人が気軽に行ける海外旅行先といえば
これまでは韓国が定番でしたが
最近ではジャカルタの人気も高くなって来ました。
インドネシアの観光地といえばバリ島ですが
新たな観光地として注目されているのが
ジャカルタなのです。
さて、そのジャカルタには
どんな観光スポットがあるのでしょうか?
今回は建物を中心に紹介してみます。
ジャカルタ独立記念塔~モナス
ジャカルタには観光名所はあまり多くはありません。
その中でも一番人気はモナスと呼ばれる独立記念塔です。
この独立記念塔はジャカルタの中央にある
ムルデカ広場にそびえ立っています。
高さ137メートルと、それほど高くはありませんが
その最上部にある展望台からは
ジャカルタ市内を一望することができます。
ただ、チケットを買ってから実際にタワーに登るまで
かなりの時間待つことになるので覚悟しておきましょう。
地下のフロアには歴史博物館もあり
インドネシアの独立から現在までの変遷を知ることができます。
独立記念塔の周辺は、ジャカルタ市民の憩いの場であり
様々なイベントや祭りが開かれています。
モナスは地方からも多くのインドネシア人が訪れる場所。
日本で言えばスカイツリーのようなところですね。
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ジャカルタ国立中央博物館
国立中央博物館は、インドネシア最大級の博物館。
インドネシアとジャカルタの歴史や民族に関する
様々な展示物がここにはあります。
ジャワ原人の骨やインドネシア各民族の家の模型
中国製の高価な陶磁器、シバ神の仏像など・・・
一日では観て回れないほどの豊富さです。
ただ、あまりにも色々なものがあるために
まるで骨董市にいるような感覚にもなります。
この博物館は、19世紀オランダ植民地時代の
コロニアル建築と呼ばれる建物であり
非常に美しい外観となっています。
イスティクラル・モスク(国立回教寺院)
イスティクラル・モスクは国立のイスラム教寺院です。
イスティクラルとは、「独立」を意味するそうです。
モナス(独立記念塔)のある広場に隣接しているので
モナスを訪れた後に行くのも良いでしょう。
直径45mのドーム型の建物は、東南アジア最大のモスク。
その中には12万人以上の人を収容できます。
礼拝が行なわれていない時間帯であれば
観光客でもモスク内を見学することが可能です。
中には靴を脱いで入ります。
また、女性は肌を露出しないようにします。
女性の場合は上から羽織るものを貸してくれますが
後でチップを払うシステムになっているようです。
建物の中に入るとその美しさにきっと驚くことでしょう。
そして、インドネシアがイスラム教国家であることを
肌で感じることになるでしょう。
ただ、このモスクの隣にはカトリックの教会も立っています。
両者は決して対立しているというわけでもなく
平和に共存しているようです。
インドネシアの寛容な国民性を象徴する情景です。