テンポドロップとは、天候によって様々な形に変化する結晶を観て楽しむガラスのインテリアオブジェです。
ただ、ぼんやりと眺めているだけでも何となく癒されるインテリアオブジェ。
「今日はどうなっているんだろう?」と毎日観察したくなってしまいます。
そんな不思議なオブジェであるテンポドロップは、ストームグラスという昔の天気予測器をモチーフにしています。
ストームグラスとは何ぞや?
ストームグラスとは、19世紀のヨーロッパで主に航海士に使われていた天候予測器です。
ストームグラスはガラス管の中に樟脳(しょうのう)やエタノールなどを密封したもの。
ガラス管の中の液体は気象変化に応じて様々な形に結晶化します。
19世紀ヨーロッパでは、この結晶の形を観察して天候の予測を行なっていたのです。
天候の変化によって何故結晶の形が変わるのかは現在でもまだ科学的に解明できてはいません。
ですから、これは不思議な現象であるとしか今のところは言えないわけです。
そして、この不思議な現象を純粋に楽しんでしまおうというのがテンポドロップというインテリアオブジェです。
テンポドロップの中身は何?
テンポドロップの中に入っているのは、「水」「エタノール」「天然樟脳」「塩化アンモニウム」「硝酸カリウム」の混合液です。
季節によって自然の景色が変化するようにテンポドロップの結晶も毎日変化します。
テンポドロップのガラスの中は閉ざされたひとつの世界のようです。
その美しい結晶の世界を是非楽しんでみて下さい。
テンポドロップとテンポドロップミニの販売店
テンポドロップは美しい雫の形をしています。
置くだけでもインテリアオブジェとして十分楽しめます。
本物の雫のように底が丸くなっているので、ブナ材の木座が付いています。
また、コンパクトな手のひらサイズのテンポドロップ ミニもあります。
こちらは底が平らになっているので、そのまま置くことが可能です。
テンポドロップは楽天市場から購入できます。
オススメの販売店は「STYLE Deco」です!
このスタイル デコはイタリア雑貨のショップです。
こちら ⇒ Perrocaliente / Tempo Drop(テンポ ドロップ)
テンポドロップを観察すれば天候が分かる?
実際に19世紀ヨーロッパで使われていたストームグラス内の変化と天候との関係は、次のようなものになるそうです。
- ストームグラス内の固形分が完全に底に沈み液体が澄みきると、天候は晴れになる。
- 沈殿物の量が増え始め、星形?の結晶が液体中を浮遊し出すとやがて雨になる。
- 結晶の一部が液体表面にまで達して大きな葉のような形状を作り、 液体が発酵しているように濁ると、やがて嵐や強風がやって来る。
- 雪や霜の時には、高い位置まで結晶が白く積もる。
実際にテンポドロップを観察しながらその結晶の形と天候の変化を検証してみるのも、けっこう面白いかも知れませんね。
もちろん、そんな余計なことは考えずに、ただぼやっと見ているだけでもテンポドロップは十分楽しめますけどね。
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