「こみつりんご」は、青森県弘前市石川地区で作られている究極の蜜入りりんごです。
この「こみつりんご」の最大の特長は、その果肉に含まれる蜜の多さです。
輪切りにしてみればそれは一目瞭然!
その蜜の量はスゴイの一言です。
それぞれの個体によって違いはありますが、大体果肉の7割ぐらいが蜜になるとのこと。
甘くてジューシーで香りも良い「こみつりんご」は、現在青森県石川地区でしか作ることのできない貴重な蜜入りりんごなのです。
こみつりんごに蜜が多いのは?
そもそも、りんごの果肉に蜜が入るのは、そこに栄養が十分に貯め込まれた結果なのです。
実は、「こみつりんご」はその生産の過程で実の色付けのための葉摘みを行ないません。
それは、たくさんの葉に活発な光合成を行なわせて果肉に十分な栄養を送らせるためです。
そして、こうして十分な栄養が貯め込まれた「こみつりんご」の果肉は、その7割くらいが蜜となるわけです。
ただし、葉摘みを行なわないために、葉の陰になった果皮は赤くなりません。
そのため、「こみつりんご」の果皮にはどうしても色ムラが発生します。
でも、「見た目よりも味を重視したい!」というのが、「こみつりんご」生産者の基本思想なのです。
こみつりんごの作られ方
「こみつりんご」は、1985年に品種登録された高徳(こうとく)という品種から作られます。
この高徳は、なかなか美味しいりんごなのですが、蜜の入り具合にバラつきがあることや小玉であることなどから、一般市場での評価はあまり良くなく、一時は消滅の危機に瀕していた品種でした。
「こみつりんご」は、この高徳の品質を高めて究極の蜜入りりんごに仕上げたものです。
毎年収穫された高徳には厳しい品質チェックが待っています。
そして、その年に収穫された高徳の中で、小玉で蜜がたっぷり入った美味なものだけが「こみつりんご」となります。
そのレベルに達していない高徳は「こみつりんご」にはなれないわけです。
ですから、「こみつりんご」の生産量は年々増えてはいますが、あまり多くはありません。
「こみつりんご」は、それだけ希少価値の高い究極の蜜入りりんごなのです。
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こみつりんごの食べ方
「こみつりんご」の糖度は14度くらいであり、そこに適度な酸味が加わっています。
そして、小玉であり硬さもほど良いため、とても食べやすいりんごであると言えます。
「こみつりんご」には独特の食べ方があります。
それは、皮ごと輪切りにして食べるというものです。
レモンを輪切りにしたようなイメージですね。
でも、こうすると皮の酸味と果肉の甘みが丁度良いバランスとなるみたいです。
もちろん、通常のりんごのようにくし型に切って食べても構いませんが、「こみつりんご」をせっかく手に入れたのであれば、是非輪切りにして食べてみることをオススメします。
見た目も美味しそうですしね・・・
こみつりんごの価格と販売店
「こみつりんご」は、ネット通販で購入が出来ます。
ただし、「こみつりんご」は生産量の少ない希少なりんごですので、その価格は普通のりんごよりは高いです。
例えば、楽天市場では
- 6~12玉入り 4,980円
- 小玉8~10個入り 3,974円
- かなり小玉12~13個入り 3,866円
といった感じです。
確かにちょっと高いですけど、究極の蜜入りりんごというものを一度は味わってみるのも良いのでは?
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