エアープランツの育て方~水のやり方がポイント!

エアープランツを室内のインテリアとして
購入する人が増えているようです。

このエアープランツは、いわゆる観葉植物の一種と考えても良いのですが
普通の観葉植物とは決定的な違いがあります。

それは、土を必要としないことです。

エアープランツは木の枝や石などにくっついて生きている
ちょっと不思議な植物なのです。

土が必要ないので、当然植木鉢なども要りません。

ガラスの瓶に入れて好きなところに置いたり
壁に掛けたりして自由に飾ることができます。

この手軽さと自由さがエアープランツの魅力です。

エアープランツとはチランジアのこと

エアープランツという呼び方は俗称であり
その正式な植物名はチランジアというものです。

チランジアはパイナップル科に属する植物で
主に南アメリカの森林や山、砂漠などで自生しています。

チランジアは樹木や岩石に着生する着生植物で
土の中から栄養分を吸収しません。

その根は何かにくっつくことが役割であり
葉から雨や空気中の水分を吸収して生きています。

こうした生態からチランジアは
エアープランツと呼ばれているわけです。

エアープランツ

エアープランツの育て方

エアープランツ(チランジア)は
主に南アメリカを中心とした地域に自生する植物で
その種類もかなり豊富です。

雨がほとんど降らない地域であっても
霧がよく発生する場所であれば生きていけます。

ただ、日本の気候条件の下では
空気中の水分だけで生きていくことは難しいです。

何もしないでいると、さすがに枯れてしまいます。

エアープランツをミイラ化させてしまっている人も
けっこう多いみたいですからね。

そこで、エアープランツを育てるためには
時々水をあげてやらなければなりません。

エアープランツに水をあげる方法には2種類あります。

ひとつは「葉水」であり
もうひとつは「ソーキング」です。

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エアープランツ 水のやり方

「葉水」とは霧吹きを使ってエアープランツの葉に
直接水を吹きかけてあげる方法です。

一方「ソーキング」とは、水を張った洗面器やタライなどに
エアープランツを数時間沈めておく方法です。

夕方から4~12時間ほど水に浸けておけば良いです。
ただし、浸けっぱなしだと窒息してしまうので注意。

そして、ソーキング後はしっかりと水を切ることも重要です。

通常は「葉水」によって水分を補給し
それだけでは水分が足らない場合にソーキングを行ないます。

エアープランツ 水やりの目安

水やりの目安としては、葉水は4~5日に一回
ソーキングは3週間に一回程度です。

ただし、エアープランツの種類や環境によって
適した水やりの頻度は違いますので注意して下さい。

また、活動が鈍る冬の時期は
水をあげる量を少し減らした方が良いです。

エアープランツ

エアープランツの置き場所

エアープランツを置く場所としては
ある程度の明るさがある日陰がBESTです。

そして、風通しが良いことも重要です。

例えば、日の当たる窓辺の
レースのカーテン越しなどに置くと良いですね。

ただし、あまり直射日光に当たりすぎると
枯れてしまいますので注意しましょう。

乾燥するとエアープランツがミイラに?

乾燥にも注意が必要です。

エアープランツが自生している地域は
霧が立ち込めるような高山地域です。

つまり、けっこうな湿度がある場所です。

周りの空気が乾燥していると
エアープランツは上手く育ちません。

特に注意したいのはエアコンの風です。
エアコンの風は極端に乾燥しています。

この風に当たっているとエアープランツは
カラカラのミイラ状態になってしまいます。

ですから、エアープランツには
エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。

結語

エアープランツは100円ショップなどでも売っており
比較的簡単に手に入れることが出来ます。

そして、たいていその説明書には
手間がかからず簡単に育てられると書いてあることが多いです。

でも、実際にはそんなに簡単ではなく
ある程度の手間もかかります。

水をやらなければ枯れますし、水をあげすぎても腐ります。
とにかく水のやり方が重要です。

エアープランツをちゃんと育てるためには
日頃の管理を忘れないようにすることですね。

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