魚うどんは宮崎県日南市油津の郷土料理です。
第二次大戦中、米や小麦粉が不足していた時に、魚のすり身を使ってうどんを作ったのがその始まりと言われています。
戦後はほとんど作られなくなりましたが、ある時期から日南市の郷土料理として復活させる取り組みが始まりました。
そして、テレビの情報番組などで非常に健康に良い食品として紹介されると、魚うどんは全国的に注目されるようになったわけです。
日南の伝統的な魚うどん
日南市油津で作られている伝統的な魚うどんは、小麦粉の代わりにトビウオのすり身を使っています。
このトビウオで作られた麺は、高たんぱくで低カロリーと非常にヘルシーです。
そもそも原料がトビウオですので、煮込めば煮込むほどトビウオのダシが出てきます。
ですから、普通のうどんとして食べる他、鍋物の具材としてもピッタリなうどんです。
丸万魚うどん
丸万魚うどんは、日南市の老舗ホテルである「丸万」が提供している魚うどんです。
このホテル丸万の社長自身が吟味を重ねて作られた魚うどんは、子どもからお年寄りまで楽しめる仕上がり。
見た目が真っ白なので、サラダやパスタなどにも適しています。
こちらはトビウオではなく、ハモ・エソ・タイ・タラといった魚を使用しています。
これらの魚の成分が含まれた丸万魚うどんは、血管年齢を若く保つのに良いと言われています。
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魚うどんの作り方
魚うどんは自分で作ろうと思えば作ることも可能です。
日南市のホームページに魚うどんの作り方が掲載されていますので、それを紹介してみましょう。
<魚うどんの作り方>
- すり身に卵を加えてよくすり合わせる。
- そこに倍の分量の水溶き片栗粉を少しずつ加えながらよくすり合わせる。
- 塩を加えて更にすり合わせる。
- 熱湯の中にうどんつきでつき出し、その後水でさらせば麺は完成。
出来上がった麺は、うどんつゆに入れて、ネギやしょうが、柚子などを添えて食べましょう。
魚のすり身を買って来て、自分で魚うどんを作れば、かなり安上がりになります。
ただし、上手く作れるかどうかはちょっと分かりません。
腕に自身のある方は挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
魚うどんの通販価格と販売店
テレビ番組で紹介されたこともあって、現在魚うどんは非常に人気となっています。
魚うどんはヤフーショッピングや楽天市場などで購入することができますが、その価格は普通のうどんに比べるとかなり高いようですね。
ホテル丸万のホームページでは、丸万魚うどん1袋(1食分)が400円となっています。
これでも十分に高いと思いますが、現在のヤフーショッピングや楽天市場では、安いもので1袋650円くらい、高いものだと1袋1,000円以上になります。
現在は異常な人気のため価格が高騰しているのかも知れません。
でも、流行っている時に食べたいというのが人間の心理というもの。
多少高くても、とにかく食べてみたいという人が多いのでしょうね。