ルレクチェは新潟で育てられているフランス生まれの高級洋梨です。
ルレクチェは育てるのが難しく生産量も少ないために、幻の果実とも呼ばれています。
ルレクチェってどんなものなの?
ルレクチェの食べ頃はいつ?
ラフランスとはどう違うの?
どこから購入できるの?
今回はそんな疑問にお答えしていきましょう。
ルレクチェの特徴
ルレクチェは、そのシルエットが非常にエレガントであるために「西洋梨の貴婦人」とも呼ばれます。
このルレクチェがフランスから新潟県にやって来たのは明治36年頃だということです。
実は、西洋梨の中でもルレクチェは育てるのがとても難しいために、フランスでも現在は栽培されていません。
そういう意味においても、現在新潟県で栽培されているルレクチェは大変希少価値の高いものなのです。
食べ頃のルレクチェの果皮は鮮やかな山吹色をしています。
その果肉は非常に滑らかで緻密であり、果肉から発せられる芳香はとても甘くて豊潤なものです。
ルレクチェの旬と食べ方
ルレクチェの旬は12月の上旬あたりです。
この時期はちょうどお歳暮シーズンにあたるため、ルレクチェを贈り物にする方も非常に多いです。
ルレクチェは収穫されると1ヶ月くらいの間保温室で寝かされます。
この期間は「追熟」と呼ばれますが、この間に緑色だったルレクチェは次第に明るい山吹色に変わっていきます。
そして、食べ頃の一歩手前で出荷されるのです。
食べ頃になったルレクチェは豊潤な香りを放つようになります。
果皮が山吹色で豊潤な香りが漂い、指で触れるとやや軟らかい感触がある。
こうなればルレクチェの食べ頃です。
この時期を過ぎてしまうとルレクチェはすぐに腐ってしまいます。
ですから、食べ頃を見逃さずに早めに食べてしまうのが得策ですね。
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ルレクチェとラフランスとの違いは?
洋梨というと、先ずラフランスを思い浮かべる方がおそらく多いでしょうね。
ラフランスもルレクチェも同じ洋梨なのですが、その味や食感にはかなりの違いがあります。
特に香りの強さや食感のまろやかさでは、ルレクチェの方がラフランスよりも勝っています。
ラフランスとルレクチェの特徴
<味覚と食感>
ラフランスには酸味と甘みの両方があり、日本梨より柔らかな食感があります。
一方、ルレクチェには酸味はほとんどなく甘味がとても強いのが特徴であり、そのとろけるような食感は桃に近いものがあります。
<香り>
ルレクチェは熟して食べ頃になると独特の甘くて豊潤な香りを放ちますが、ラフランスにはこれほど強い香りはありません。
<外観・大きさ>
ラフランスの果皮は茶色がかった緑色で大きさは一般的な日本梨と同じくらいです。
ルレクチェは最初は緑色ですが、追熟すると果皮が山吹色に変化します。
大きさも一般的な日本梨よりやや大きいです。
★こちらはラフランスです
ルレクチェの値段と販売店
日本で栽培されているルレクチェは、ほとんどが新潟県産のものです。
その生産量は多くはありませんが、楽天市場やヤフーショッピングなどのネット通販ショップからも購入することができます。
ルレクチェは希少価値の高い果物ですので、その値段も決して安くはありません。
その価格は販売ショップによって様々ですが、2kgで4,300円とか3kgで6,000円といった感じです。
どの販売店でも毎年12月上旬から出荷されますが、予約はけっこう前から出来るようです。
というか、早めに予約しておかないと手に入らないかも知れません。
ルレクチェを購入したければ、なるべく早く予約したほうが良いみたいですね。
ルレクチェにはジュースや焼き菓子、ゼリーなどの商品もあります。
興味のある方はどうぞ。