うなぎとあなごの違い~味と栄養~見分け方

うなぎとあなごってよく似ていますよね。

普通の人だと、うなぎとあなごを見分けることは
ちょっと難しいかも知れません。

あなご

また、両者は味もよく似ています。

もちろん、うなぎの方が高級であるため
より美味しいわけですが

似たもの同士のうなぎとあなごの味の違いは
どこから生まれてくるのか?ということも
気になるところですね。

うなぎとあなごは仲間?

うなぎはウナギ目のウナギ科であり
あなごはウナギ目のアナゴ科です。

どちらもウナギ目ということですから
うなぎとあなごはとりあえず仲間ということになりますね。

うなぎもあなごも、その体は細長い円筒形であり
大きさは30cm~1mくらいです。

どちらも粘膜に覆われてヌルヌルとしており
夜行性であることも共通しています。

あなごは海で一生を過ごす海水魚ですが
うなぎは淡水魚に分類されています。

ただし、うなぎは産卵するために海に出て行きます。
そして、海で生まれたうなぎは再び川に戻って来ます。

つまり、うなぎは海水でも淡水でも生きられるというわけです。

うなぎ

うなぎとあなごの見分け方

うなぎとあなごは非常によく似ていますが
細部にこだわるとけっこう違いがあります。

先ず、頭に注目してみると・・・
うなぎは下あごが出ていますが
あなごは逆に上あごが出ています。

次に尾びれに注目してみると・・・
うなぎは尾びれの先が丸くなっていますが
あなごは尖っています。

赤塚不二夫の漫画に出てくるウナギイヌの尻尾は
確かに丸いですよね。



また、うなぎには小さな鱗があるのですが
あなごには鱗がありません。

でも、一見したところでは
うなぎに鱗があるとは思えませんよね。
これはよく見ないと分からないと思います。

さらに、全体的に見てみると・・・
あなごの体の側面には白い斑点が
一直線に並んでいます。

こうした斑点はうなぎにはありません。

この白い斑点があるかないかで見分けるのが
一番早いかも知れませんね。

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うなぎとあなごの栄養の違い

うなぎは非常に栄養価が高く
夏バテや疲労回復に効果があると言われています。

だからこそ、土用の丑の日にはうなぎを食べて
元気を取り戻そうということなんでしょうね。

もちろんあなごにも栄養はあるのでしょうけれど
イメージではうなぎの方が栄養がありそうです。

うなぎとアナゴの栄養を比べてみると
ビタミンの量はうなぎの方が多いですね。

特にビタミンAはあなごの約5倍含まれています。

うなぎは栄養価が高いと言われるのは
このへんが理由なのでしょう。

しかしながら、あなごの栄養価も
決して低いわけではないのです。

1日に必要とされるビタミンA・E・Dの摂取量は
あなごを100g食べれば十分摂れるのです。

うなぎとあなごの味の違い

うなぎとあなごの味もよく似ていますが
やはりうなぎの方が美味いという人が多いはずです。

その理由は、うなぎとあなごの成分の違いなのです。

うなぎやあなごは同じ仲間ですねで
その成分も確かに似ています。

ただ、脂質の量がかなり違います。

うなぎに含まれる脂質は
あなごの倍以上の量なのです。

ですから、うなぎの方が脂っぽくって
コッテリとした感じになります。

逆にあなごは、うなぎよりも脂質が少なく
水分も少し多いので、サッパリとした感じになります。

ここがうなぎとあなごの味の違いです。

結語

あなごだって美味しいですよね。

あなごの天ぷらなんて、とても美味しいですし
江戸前寿司にもあなごは欠かせませんし・・・

それでも、うなぎの蒲焼には
やっぱり勝てないのかしらん?

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