長崎県の西方およそ100kmに浮かぶ大小140余りの島々からなる五島列島。
五島うどんはこの五島列島で造られている古い歴史を持った手延べうどんです。
この五島うどんは、讃岐うどんや稲庭うどんと並んで日本3大うどんのひとつに数えられています。
そもそも、うどんは大陸から伝えられたとされていますが、最初にうどんの製法が伝えられたのは大陸に最も近い五島列島であるとも云われています。
つまり、五島うどんは日本のうどんのルーツというわけ。
そんな五島うどんを是非ご賞味あれ!
五島うどんの特徴
美しい海と豊かな自然に恵まれた五島列島は、麺作りに適した場所でもありました。
そして、五島の手延べうどんの製法は、遣唐使の時代に大陸から伝わったと云われています。
五島うどんはその後島内だけで作られ、先祖代々伝えられてきた希少なものです。
そのため、五島うどんは「幻のうどん」とも呼ばれています。
五島うどんは丸くて細く、プルン!とした食感があります。
そして、麺自体にも豊かな風味があります。
これは、五島うどんの麺には椿油が塗り込められているからです。
こうした製法は五島うどんだけのものです。
使用される椿油は島に自生する椿から採れたもの。
この最高級ともいえる椿油が独特の風味を生み、麺のコシの強さと品質を保つわけです。
五島うどんの美味しい食べ方
五島うどんは普通にかけうどんにしても、焼きうどんにしても美味しいです。
また、パスタ風にカルボナーラにしても美味しいです。
でも、五島うどんの一番美味しい食べ方は、やはり「地獄だき」でしょうね。
これは一般的に言うところの釜揚げうどんのことです。
地元では「地獄だき」とか「五島だき」と呼んでいます。
「地獄だき」の作り方は非常にシンプル。
大鍋にたっぷりのお湯を沸かして、その中に五島手延べうどんを入れて煮るだけ。
うどんが煮えたら鍋から取って、つけ汁に浸けて食べます。
つけ汁は醤油だけでも良いですし、みりんと合わせたものでも良いですが、おすすめはあご(飛び魚)の煮出汁ですね。
薬味は、ねぎ・しょうが・かつお節などですが、卵を割り入れたり溶き卵で食べるのも美味しいです。
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「幻のうどん」五島うどんを通販で購入!
五島うどんは五島でしか造られていません。
現在五島うどんを製造している製麺所はおよそ30件ほどしかないようです。
そして、その内工場を所持しているところとなると、その数はさらに少なくなります。
五島うどんは、その製法もさることながら、その生産量も希少なわけです。
五島うどんが「幻のうどん」と呼ばれるのも当然ですね。
その希少な五島うどんは、昔は全国的には流通しておらず、ごく一部の食通の間でその存在が知られている程度でした。
しかし、インターネットが普及した現在では、ヤフーショッピングや楽天市場などのネット通販サイトから簡単に五島うどんが購入できます。
もう五島うどんは幻ではなくなったということですね。
五島うどんは色々なセットで販売されていますが、「あごだしスープ」が付いているのがオススメです!
まだ五島うどんを食べたことがないという方は、この機会に味わってみてはいかが?